目標
こんばんわ、盃です。
連続投稿日数が十日を超えました。
なんとか持続して続けることができています。
たまに目を通してくださっている皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
今日は、『目標の立て方』について書いていこうと思います。
なぜ、こんなことを考えたかと言いますと、私も春から新社会人となるわけで、新社会人にむけての抱負や目標を聞かれること、話すことが多いのがきっかけです。
その中で私は一つの傾向を感じました。
それは『目標は壮大な方が良い』というものです。
目標が大きいことは確かに素晴らしいことだと思いますが、果たして手放しで賞賛してよいのか、本当に壮大な目標を立てることの素晴らしさを理解しているのか、疑問に思いました。
なので、今回の構成としては
・壮大な目標を立てることの素晴らしさ
・壮大な目標を立てることの問題点
・『目の前の小さな目標を見据える』という方法
・『壮大な目標を立てる』ことと『目の前の小さな目標を見据える』ことのどっちがよいのか
以上の順で進めていきたいと思います。
~壮大な目標を立てることの素晴らしさ~
最初に、私は『壮大な目標を立てる』ということができません。なので、素晴らしさと言っても、体験をもとにしたものではなく、あくまでそういった人たちをできるだけ客観的に分析しただけの言葉になりますことをご了承ください。
『壮大な目標を立てることの素晴らしさ』と『壮大な目標を立てるのに必要な能力』
それは
・自己理解
・計画性
・忍耐力or 創意工夫
以上の4点だと私は思いました。
これから一つ一つ説明していきたいと思います。
『自己理解』
まず『壮大な目標』というものは近い未来に据えるのには不向きです。近い未来で達成可能な目標は『壮大』だと思う人はそう多くないでしょう。更に近い未来の内に『本当に壮大な目標』を据えたとして、それを本当に現実的だと信じてくれる人もそう多くないでしょう。
だからこそ、多くの場合『壮大な目標』は年単位の遠い未来に据えられることが多い。
私たちは未来を見通す力は無いので、遠い未来を見据えるということは非常に困難で。それを可能にするのには、世界の趨勢を読む力とどれだけ自分を理解しているかが鍵となります。
では何故、自己理解が大切なのか。
それは自分の軸というものをしっかりと理解しておくことによって、不変の考え方を理解することに繋がり、『揺るがない壮大な目標を立てる』ことができます。
軸というものは誰にでもありますが、それをしっかり理解している人は案外多くはありません。なんとなく譲れないとわかっていても、それを人に伝えることができる言葉に変換することは結構難しいことなのです。
自分の考えの軸、自分の性格の軸、自分の人生の軸、それらは自分がこれまで生きてきた全てで構成されています。もちろんこれからの全てに影響を受けますが180度変わることはほとんどないと思います。
つまり、軸をしっかり理解しておくことで、『過去、現在、未来』に対してある程度不変の考え、性格、生き方を定めることが出来るのです。
それ即ち、確固たる意志となって、『揺るがない壮大な目標を立てる』ことに繋がり、それができることは、とても素晴らしいことだと私は思います。
『計画性』
前述の『自己理解』の項目で、『壮大な目標』は年単位の遠い未来に据えられるもの言いました。そして『壮大な目標』であればある程、達成には長い時間が必要となってきます。
達成までの時間が長ければ長い程、目標達成までに多くの行程も必要となってきます。
しっかりと『壮大な目標』を見据えるのは勿論として、本当に実現させたいのならば、実現までの道を鮮明にするのは当然のことです。
皆さんも遠方に目的地を設定する場合、そこまでどうやって行くのかを事前に調べるはずです。
どのバスに乗ればいいのか、どの飛行機に乗ればいいのか、考えるはずです。
できるだけ鮮明に、できるだけ不安を取り除けるように。
旅の道中で気にしなければいけないのは、何も道筋だけではありません。
この時間までに目的地に着くためには、この飛行機に乗らなければならない。ならば、その飛行機に乗れる時間に空港に着くバスに乗らなければいけません。そうやって逆算していくと自ずと家を出発しなければならない時間が決まってきます。
きっと旅をこのように計画し、実行している人は多いでしょう。
それを自分の人生でやるだけの話です。もちろん、『壮大な目標』に到達するまでに、バスや飛行機というような『乗ればそこへ行ける』なんて便利なものはありません。
何をしなければいけないか、全部自分で考えて選択し、それを実行しなければいけません。
途轍もなく大変です。しかも計画を立てても、その計画の正当性を証明してくれるものもありません。
ちなみに私は、遠い未来に向けた計画ができません。どれだけ綿密な計画を練って、その計画で大丈夫か見直しても不安を拭い去ることができないからです。
なので、それができる人を凄く尊敬します。
『忍耐力or 創意工夫』
『自己理解』を以て『壮大な目標』を何にするかを決め、『計画性』を以て『壮大な目標』の道筋を明らかにしました。
ここまでが『壮大な目標を立てる』の段階です。
まさか、目標を立てておいて、実現する気がないという人はいないと思うので。『壮大な目標を立てる』とそれを達成するまでを一括りにして話していきます。
この項目『忍耐力』は、ゴールを決めて、ゴールまでの道のりがわかり、いよいよ歩き出す段階です。
目標に向けての一歩を踏み出します。けれど、当然のことながら歩けども歩けどもゴールまではまだ途方もなく遠い、『壮大な目標』が遠すぎて、歩いても歩いてもゴールに近づけている気がしない。
これが、『壮大な目標を立て』それを実現しようとする時に立ちはだかる極めて現実的な問題です。
そんなときに、その無力感や無聊感を耐え抜く『忍耐力』や自分の心を挫けさせない『創意工夫』の能力です。
以上が私の思いつく限りの『壮大な目標を立てるために必要な能力』と『素晴らしさ』です。
~壮大な目標を立てることの問題点~
それはとても簡単なことで、失敗しやすいということです。
確かに現在成功している人は若い頃、若しくは幼い頃から『壮大な目標』を持っていました。そしてそれを実現させています。
それはとても凄いことで、見習うことができれば素晴らしいことですが、現実問題はそう甘くはありません。
こう言ってしまうと、可能性を否定するな!と言われると思いますが、周りを見渡してみれば、昔は『壮大な目標』を掲げていたのに、今は、、、みたいな人も多くいます。
可能性を主張することは大切ですが、それと同じくらい可能性のパーセンテージも大切です。そうやってしっかり見てみれば、実現した人の方が少数派で、実現できなかった人の方が多数派です。
そして、必要な能力の所でも挙げた、成果が見え始めるまでに長い時間が掛かるということです。
実際には着実に成長しているのに、長い期間を見据えすぎて、直近の成長に気づくのが難しくなるのも難点です。そのせいで、努力を放棄してしまう人が思いのほか多いのも事実かと思います。
だから、お前には無理だ!『壮大な目標を立てる』のはやめろ!って言いたいわけではありません。
何も考えず『壮大な目標』を立てるだけじゃ、多数派のようになってしまうよ。ってことが言いたいのです。
だから、本気で実現したいと思って『壮大な目標』を立てるのであれば、実現できた少数派に入りたいのであれば、そういった先人たちの凄さをしっかりと理解し、それ相応の我武者羅ではない努力が必要だということです。
文章が大分長くなってしまったので、ここで閑話休題。
一度区切りたいと思います。
長いとは思いますが読んでいただければ幸いです。
次回、この話題を進めるときは
『目の前の小さな目標を見据える~という方法から始めさせていただきます。